正しい工期の決め方
請負契約で金額に次いで重要な項目は工期だ。発注者は工期が短いほどよいというのは偽らざる本音だろう。しかし、工期は正しく決定しないと、双方に不利益となる。
一、工期の中に、日曜・祝祭日は入れないこと。
二、雨等の自然条件による工事不能日数を予定して余裕を見ておくこと。
三、着工日を厳守させること。
請負工事の工期は、発注者がきめられるものではなく、工事業者が自社の施工能力によって提案し、施主が合意すればきまるわけです。工期について検討するときに注意すべきことは、
一、工事が始まると、どうしても設計変更などで工事がストップすることがある。
二、内装材の色の決定や品選びで家族の意見がまとまらず工事が遅れることもあり得る。
そんなことも含めて、余裕を見て工期を定めるとすると
一、木造在来工法で4ヵ月。
二、木質系枠組工法(2×4工法)で3ヵ月。
三、乾式プレハブエ法で2ヵ月。
この工期を一つの目安として、工期をチェックしてみテ欲しい所。短い工期がよいのではないということだ。工事にふきわしい工期が必要なのである。特に、湿式工法といって、壁が塗り壁、タイルはモルタル下地張り、外壁はモルタル塗り、基礎は有筋ベタ基礎などという場合は、まともに気象条件に左右するから、余裕が必要である。余裕の取り過ぎとはならないと思う。工期に余裕を持たせることで、代替え住宅の賃貸期間にも余裕が出てくるので安心だ。